我が家には猫が居ます。とても賢い猫で好奇心が旺盛です。とても可愛いので私は写真を撮ります。しかし、機械式カメラであるがゆえに、大きな悩みを抱えています。
決定的瞬間を逃しがち
私の使うNikon FM10は機械式カメラです。機械仕掛けのカメラなので、AFとか、連写とか、高速シャッタースピードとか、ありません。
なので、このサムネのように…猫が…こっちを向いていないんですよね。
こういう時ばかりは、デジタルが恋しくなります。でも、FM10のこの雰囲気が好きなので、デジタルカメラなどこの世に存在していないかのように、機械式カメラで撮影しています。
せめてAFがあればなぁ!と思いますけどね。それでもFM10で撮ることが止められないので、もう病気ですね。
でも、フィルムカメラでもAFが搭載されている物はたくさんあるので、これからフィルムカメラを始める方で、猫を撮りたい方はAFありを探した方がいいかもです。
猫と私の持久戦
AFがない、だけどFM10で猫を撮りたい。そんなわがままな私の撮影スタイルは、いつも持久戦になります。
猫は現在2歳を過ぎたところという事もあり、非常に好奇心旺盛なので、じっとなどしていません。しかし、遊び疲れるとちょっとうとうとします。まずはそのターンに入るまで、ひたすら遊びます。
そして、疲れた頃を見計らって、まずはピントを定めます。そして、そこからずーーーーーーーーっといい感じの構図になるまで耐えます。私は動きません。ずっとです。
猫が振り向いたりして、ちょっとピントがずれた場合のみ、私はちょっと前後します。
最新のデジタル一眼を使えばいいのに。あまりの地味さと辛さに、何をしているんだろうと思う時もあります。それでも、こういう仕上がり見ちゃうとやめられませんね。
前ボケ、後ろボケ、いい感じになりました。光も良い感じです。この一枚を撮るのに、スクワットをするような中腰で長時間構えていたため、次の日ひどい筋肉痛になりました。
シャッタースピードが稼げない
完全室内飼いの猫なので、撮影も完全に室内です。そうすると、絞りを解放にしてもシャッタースピードが稼げません。手振れ補正もないカメラで、AFもないのに、シャッタースピードは劇遅。絶対猫がじゃれてくるので、三脚も立てられない。
…こういう場面にも多く直面します。こういう時どうするかというと、己の筋肉を信じのです。何言ってんだこいつって感じですよね。私もそう思います。
今まで花とか風景ばっかり撮ってきたので、こんなに筋肉が必要だとは思いませんでした。
シャッタースピードが稼げない分、己の筋肉を鍛えることにしました。
結論
機械式カメラで猫を撮りたいならば、筋トレが必要。
…というのが今のところの私の見解です。
フィルムカメラやりたくて、マッチョになりたい方は、ぜひ機械式カメラを使ってみてください。