デジタルでは当たり前のAF(オートフォーカス)が、付いていない…という事もあるのがフィルムカメラです。私の使っているNikon FM10もAFがありません。
でも、ちょっとしたコツを掴めば動きの速い被写体でも撮影できます。今回は、AFが無いカメラでもちゃんと撮影できる方法をご紹介します。
動かない被写体を選ぶ
動きの速い被写体を…と言っておきながら、最初のコツがこれですみません。
でも、これが一番ですね。植物やお気に入りのアイテム、風景や星空、あとは大人ですね。
一瞬でも止まっていてくれる被写体を選びましょう。
割り切って動かない被写体を探してみるだけで、結構成功率がアップします。
シャッタースピードを速くする
どうしても子どもや猫を撮影したい時は、まずはシャッタースピードを速くしましょう。
ただ、シャッタースピードを速くすると、光を取り入れる時間が短くなりますので、絞りは開放で、できれば良い天気の屋外に限られます。
あまりボケが欲しくない場合や、屋内で撮影したい時には使えない方法なので、なんとも言えませんが…ISO感度の高いフィルムを使用することで、多少解消されますが、ちょっと難しいですね。
ISO感度に関しては、こちらに詳しく書いてあります。
そして、古いフィルムカメラの場合は、最速にしてもそんなに速くない場合が多いです。
状況に合わせて、できそうならやってみると良い方法です。
被写体と同じ速度で動く
なんだそれは…と思うかと思いますが、被写体の横を並走するというわけではありません。危険なので、決して新幹線と一緒に走ったりはしないでください。
どうやるかというと、その場から動かずに、被写体が目の前を通り過ぎる時に、被写体の進行方向と同じ方向にカメラを動かします。
例えば、右からやってきた車を撮りたい場合は、目の前を通る少し前から車の方にカメラを向けて、左に動かしながらシャッターを切ります。
これは、上手くいけばもうけもんって感じの方法ですが、上手くいくと結構テンション上がります。
筋トレをする
最後の方法ですが…筋トレですね。筋トレ嫌いなんですが、これ結構重要なんです。
いくら動かない被写体を選んでも、花とか風に揺れたりします。そうすると、風がおさまるまでベストな構図で待ち続ける必要があります。
ここで大事になってくるのが、筋力です。筋肉があれば結構いい感じです。
三脚を使うのも良いですが、自由度が下がるのでやっぱり筋肉ですね。
中腰でがんばって撮れた写真がこちらです。
すごい風が強くて、日も暮れてきて大変だったのですが、筋肉で乗り越えました。
最後に頼れるのは己のみって感じですね。
まとめ
今回は、AFの無いフィルムカメラで上手に写真を撮る方法を紹介しました。
また、筋肉に話になってしまって、ちょっと申し訳ないです。
どれか一つでも参考になればうれしいです。